10月1週目のテーマは『球』、球の描画活動を行いました。
“絵具でドロドロになって遊ぶ” “とことん遊ぶ”
今回は、『遊ぶ!』という事を大事にしました。
『遊ぶ』事で、近年、教育界で言われている『非認知能力』が育ちます。
非認知的能力とは?
非認知的能力とは、例えば、目標に向かって頑張る力、他の人とうまく関わる力、
感情をコントロールする力などです。
数がわかる、字が書けるなど、
IQなどで測れる力を「認知的能力」と呼ぶ一方で、IQなどで測れない内面の力を
「非認知的能力」と呼んでいます。
この能力は、2000年にノーベル経済学賞を受賞した
ジェームス・ヘックマンさんが研究され、世界中で注目されはじめました。
この能力を身に着けた子ども達は、身に着けなかった子に比べて
40歳の時点で、収入、持ち家率、学歴などでかなり高い結果が出たということで、
日本でも、2017年3月に改訂された「学習指導要領」に、その内容が組み込まれ、
学習指導要領に合わせて保育所保育指針・幼稚園教育要領も改定されました。
保育園・幼稚園もこの能力を身に着けようという動きになっています。
非認知的能力は、『子ども主体の遊びで育つ』と言われています。
子どもの自発的な部分が大切で、させられるのではなく、自分からやっていく中で育ちます。
特に、幼児期の場合は遊びです。
子どもたちは遊びこむ中で、やる気、意欲、粘り強さ、
探求していく力が身についていくといわれています。
アトリエの子ども達をみていると、本当に遊び込んでいるなとつくづく思います。
非認知能力を大切にして今後も活動を行っていきたいと思います。