11月3回目のテーマは『円柱』で、“ランプシェード”を作りました。
今回の感動エピソードは、年少の男の子のY君です。
Y君は控えめな子で、話しかけても首を縦や横に振るだけで、
言葉は返さないようなおとなしいお子さんでした。前回までは、、、
でも、今回からは別人のようになっていました。
(正確にいうと、本来の姿になったというのが正しいのかもしれません。)
まず、アトリエについたら、Y君が書いた僕宛の手紙をくれました(^^)
内容は、年少さんなので文字ではなく記号や生き物が書いてあるものでしたが、
とても楽しそうなお手紙でした。
そして活動が始まり、同じクラスの子たちが近況や楽しかった出来事などを話し始めると、
Y君も自分の事やお姉ちゃんの事など、自分からたくさん話してくれました。
(きっと家ではとてもおしゃべりなんだという事がわかりました(^^) )
そして、活動に入った時にびっくりしました。
工程が多いランプシェードの活動でしたが、大人の手伝いが一切なく、
自分のイメージを持って、自分でマスキングテープを自由自在に貼り、はさみで切り、
色を塗り、とても素敵な作品を作り上げていきました。
『年少さんだから、いろいろ手伝ってあげないと、、、』
と思っていた僕の予想は、良い意味で大きく裏切られました。
全て自分でできる力をY君は持っていたのです。
アトリエに対しての安心感が、本来の力を引き出せたのかもしれません。
『子どもは環境によって育っていき、その環境を作るのは大人である』
昔、僕の上司から教えてもらった言葉が、思い出されました。
1人のお子さんの大きな変化が、とても感動した出来事でした。