8月2回目の活動のテーマは『複合』で、全クラス『石膏の恐竜づくり』を行いました。
ある子は石膏を隙間なく貼り付ける事に集中していたり、
ある子は色の配色を考えこだわって貼り付けていたり、
石膏を細かく砕いてものすごく小さな破片にして丁寧に貼り付けたりと、
今回もアトリエで大事にしたい、1人ひとりのレベルややりたいことを尊重し、
とことんやりきるものになりました。
今回、特に心に残った事は、みんな糸鋸がとても上手だった事です。
どこがどうなったら危ないのか、どこを持てば安全かということをしっかり理解し、
幼児以上の子ども達はほとんど1人で安全にできていたということです。
ともすれば危険な道具なので、ついつい気を配りすぎてしまいがちですが、
危険な事を理解して安全に使えばとても便利なものです。
(人間が開発したものって、大体そうですよね)
危険だからと遠ざけてばかりいたら、いつまでたっても学ぶ事ができません。
人間の能力は、『知識』だけでは開発されません。“知っている”から“できる!”という変換は、
『経験』『体験』という“五感を使った活動”でしか成り立ちません。
子ども達を見ていて、『子どもだけど、なぜ危険なのか、ちゃんと本質を分かって使っているな~!』と、
1人で感動していました(^^)/
もちろん、能力を見極めた上で任せる事はとても大事なことです。
無責任な放任は絶対に良くない事だと思います。
でも、『やらせてあげる事』、『任せてあげる事』それによって子どもは経験を積み、自信を持ち、
自ら行動し、能力が開発されるので、これからもアトリエで、たくさんの経験をさせてあげたいと思いました。