“円筒ドームづくり”は、アトリエ活動で最も基本的な積み木の活動ですが、
新しくオープンした五日市プレイルームでは、
この活動を体験していない子がほとんどだという事に気づき、
今回、幼児・小学生はこの活動、
親子クラスはそれの縮小版の個人の円筒タワーを作りました。
改めて感じたのは、『WAKUBLOCK(ワクブロック)のすごさ』でした。
今回使った積み木は、どのクラスもほぼ立方体と直方体しか使っていません。
とても単純な形をひたすら積んでいくというシンプルな内容なのにも関わらず、
下は2歳から上は小学生までとても楽しそうに、とても集中して行っていました(^^)
その中でも印象に残ったのが、年中のT君。
T君はボールコロコロが大好きで、造形活動の時でも最後には必ず
ボールを出さないと納得しないほどのボール好き。
今回も、円筒ドームよりもシンプルな積み木にして、ボールを絡めた活動をしようかと考えていました。
でも、『もしかしたら積み木を積んでいくと楽しさがわかるんじゃないかな?』と考え、
その日はT君と僕の2人だけでしたが、直径を少し小さくしていつもより少ない積み木で
高く積みあがるように設定し、活動を始めました。
するとっ!!
時には真剣に、時には笑顔でどんどん積み上げて、T君の身長をはるかに超える
大きな円筒ドームを、T君と僕のたった2人でやり切りました!
子どもを信じて、チャレンジさせてあげてよかったと思ったのですが、、、、
後から考えると、環境は大人が作るものなので、
チャレンジしたのは僕の方だったのかなと思いました。
『子どもを信じているからチャレンジさせてあげることができる』
→『チャレンジするから色々な経験ができる』
→『色々な経験をするから色々な能力が開発される』
→『色々な能力が身につくから自信が生まれる』
→『自信が生まれると、自分を信じる事ができる』
子どもが自信を持つには、まずは大人が信じてあげること。
大事な原点をこれからも大切にしていきたいと思います。