5月のテーマは『円柱』で、3回目は全クラス“かぼちゃグラタンと白パン作り”をしました。
子ども達が楽しみにしていた料理活動。とてもおいしいお料理ができました(^^)
子どもの成長が見られた活動になりました。
Y君は年長の時にアトリエに入会してくれて昨年初めてお料理活動をしました。
その時は包丁を使うのが難しく、食材を混ぜたり粉をこねたりするのも、こちらが伝える意味が
分からないようだったので、Y君に対しては特に1つ1つ丁寧に説明しながら確認しながら進めました。
でも、今回は違いました。まず包丁は危険な事は何かを自分で考え、先生が手伝うことなく1人で
切ることができました。また、調理手順もこちらが説明したらすぐに理解でき、1から10まで指示しなくても
自分でドンドンできました。Y君に能力が無いのではなく、経験したことによって能力が引き出されたのです。
“経験するか、経験しないか”というこの差が、大きな差になるという事ですね。
人に苦手な事なんてなくて、『経験が少ないだけ』なんですよね。
話は少しずれるかもしれませんが、
人間の脳は無限の能力がありものすごい可能性を持っているのですが、楽をしたがるらしいです。
だから、『これは苦手』とか、『できない』と言ってしまったり思ったりしただけで、
考えて工夫しようという事をやめてしまうようです。
だから、『これは自分は経験がないだけだから、今から経験をいっぱいしよう』と思った瞬間、
自分のスーパーコンピューターである“脳”が始動し、より上手にできる工夫や粘り強さが出てきます。
ですから、アトリエではたくさんの『経験』を子ども達にしていってほしいと思っています。
そして、最初はできない事も苦手意識を持たず、『経験していけば楽しくなるよ』という思いになれるような
声をかけていきたいと思っています。