5月のテーマは『円柱』で、
2回目は全クラス“紙管と色水の描画活動”をしました。
導入活動では、大きな円柱の紙管でたくさん遊びました。
実は、僕自身、この遊びは小学生には少し単純で幼いかと思い、
内容について迷っていましたが、
中学3年生のS君の言葉でその迷いはなくなりました。
S君は月に2回のクラスなので翌月の活動を選ぶのですが、
S君はアトリエに10年以上通ってくれていて
経験も豊富で年齢も高いので、本部の活動写真を見てやりたいものを
決めてもらいます。
5月の2回を決める時に、今回の活動の写真を見ながら、
『あ~、この大きな円柱の遊び、楽しいんだよね。これまたやりたいなぁ。』
と、ボソッと言ったのです。
この大きな紙管で遊んだのはもう何年も前の事です。
それを覚えていて、中学生になった今でもまたやりたいと思うという事は、
相当楽しかったんでしょうね。
S君の話を聞いて、『絶対やろう!』と決めました。
そして、実際この遊びをやったところ、幼児さんよりも小学生の方が、単純な形からいろいろな遊びを発見し、
変化させ、夢中になって遊んでいました。
モノづくりが大好きな小学4年生のYちゃんも、最後のおやつを食べながら、
『絵具も楽しかったけど、最初の遊びが楽しかった~!』
と、キラキラした笑顔で言ってくれました。
一見大人からは単純に思える遊びでも、子どもにとってはとても大切だという事を、
また子どもから学ぶことができました。